空白文字の打ち方

空白文字の打ち方とは?不可視文字の仕組みを科学技術学生が解説!

空白文字の打ち方とは!?現役科学技術学生が解説!

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インターネット上で見かける空白のコメントやタイトルは、どのような仕組みで作られ、どのような方法で設定されているのでしょうか?

空白文字とは?

空白文字(くうはくもじ)とは、見た目には表示されず、視覚的には「空白」として認識される文字のことです。通常、空白文字には以下の種類があります:

  1. スペース(空白) - 最も一般的な空白文字で、キーボードのスペースキーを押すことで入力されます。
  2. タブ(\t) - 水平方向の空白で、特定の幅のスペースを表します。キーボードのタブキーを押すと挿入されます。
  3. 改行(\n) - テキストの行を分けるために使用される空白文字です。
  4. 全角スペース - 日本語入力モードなどで入力される、通常のスペースよりも幅が広い空白文字です。
  5. 不可視文字 - 表示されないが特定の意味を持つ空白文字や特殊文字で、プログラムやデータ処理で使われることがあります。
このように空白文字にも、様々な種類があるのです。

しかし、動画のコメントやタイトルは「スペース」を入力することはできません。このときに入力できるのが、不可視文字なのです!

不可視文字

今回は、特に「LRM (Left-to-Right Mark)」、「ゼロ幅スペース (Zero Width Space, U+200B)」、そして「U+3164」の3つの不可視文字について詳しく紹介します。

1. LRM (Left-to-Right Mark, U+200E)

LRM は「左から右へ」の書字方向を示す不可視文字で、Unicodeコードは U+200E です。これは、異なる書字方向を持つテキスト(右から左に書かれるアラビア語やヘブライ語など)と、左から右に書かれるテキスト(英語など)を混在させる場合に、文章の方向を指定するために使われます。
たとえば、アラビア語の文中に英語の単語を挿入した際、英語部分が正しく左から右に表示されるようにするため、LRMが挿入されます。LRM自体は表示されないため、読者には見えませんが、適切な表示を保つために重要な役割を果たしています。

2. ゼロ幅スペース (Zero Width Space, U+200B)

ゼロ幅スペース (ZWS) は、その名の通り「幅がゼロ」の空白文字で、Unicodeコードは U+200B です。目には見えないこのスペースは、特定の位置で改行が可能になるように使われることが多いです。Webページのレイアウト調整やテキストの折り返しを制御する際に使用されるほか、不正な内容フィルタを回避するためにも悪用されることがあります。

3. U+3164 (ハングルフィラー)

U+3164 は「ハングルフィラー」と呼ばれ、韓国語のハングル表記で文字の位置を埋めるために使われる不可視文字です。この文字は、ハングルの表記上の要素としての役割が主ですが、実際のテキストには表示されません。多くの場合、テキストの間にある「空白」を保持するためや、入力フィールドに名前やテキストが入っていないことを示すために使用されます。
最近では、ソーシャルメディアのユーザーネームや、何も表示されないコメントなどの作成にも使われることがあります。

空白文字の打ち方

紹介した空白文字のいずれも、ただキーボードで打つだけでは空白文字としての機能を果たしません。

不可視文字を入力するには、以下のページでコピーして、入力したいところにペーストすることで出来ます。

リンクに入り、不可視文字を選択し、コピーボタンを押すとコピーできます。

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